どうも、Ryuでございます。
現在妻が出産間近の為色んな準備を進めています。
それに伴い中国から妻の両親にも来日してもらい、料理や洗濯など身の回りのことをやってもらってます。
ただご飯が全て中華なのが段々とキツくなってきました。しかも湖南料理は辛いんですよ。
自分から中国に行って、中華しかないのは当たり前だし、自ら行っている責任がありますから、
それはしょうがないんですが、
なぜ日本にいながら中華しか食べられないのかと考えてしまいます。
たまに外食にも行きますが、あんまり満足してなさそうな気がするので、どうしようかと思ってます。
はい、というわけで今回は前回の旅から1年後の話になります。
就活が思うようにいかなかったので留年し、その夏休みに行ってきました。
この頃になると特に海外に対する恐れもなくなり、興味が湧いたところに行こうというような、
単純な気持ちで旅をしていました。
2011/08/17 – 08/31 キューバの旅
日本で気楽に雑誌をめくっていると、ふと
『唯一成功している社会主義国家 キューバ』、
『世界一エコな国家 キューバ』といった触れ込みが目についた。
今あるいわゆる社会主義国家といえば、ベトナムやトルクメニスタン、もちろんキューバもそのひとつとして知ってはいたが、
医療教育がすごく充実しており、寿命が長く、教育費もタダ。
他にも商業看板は無く、朝でも夜でも踊っていてみたいな味気のない情報を日本で拾っていると、
じゃあ一体実際のキューバとは何ぞや? と興味がわいた。
そしてやはり決めては、 是非カストロの在命中に! というインテンションが働いたこと。
別に毎回大層な理由があって国を訪れるわけではないが、それでもよりキューバを楽しむため、
BUENAVISTA SOCIAL CLUBやチェゲバラの2本立てを見、
今回は地球の歩き方カリブ編のキューバが少ししょぼかったので、紀伊国屋でロンプラを買って準備した。
旅の合間に読むための(村上春樹)『やがて悲しき外国語』、(ガルシア=マルケス)『エレンディラ』、(ティムオブライエン)『ニュークリアエイジ』を用意し、
そんなに食べもしないFit’s(ガム)をバッグにすべりこませる。
そして今回の旅では行かないのだが、ボリビアのウユニ塩湖と、
ペルーのマチュピチュに今後の人生で行くことはもう決定しているので、
そのためにも、スペイン語の参考書を1冊と、指差し会話帳1冊をブックオフで買い、共に3周ほどした。
いつもだが、この準備期間が楽しくもある。
まるで体を鍛えて、何かのスポーツの大会に出場するかのような要領だ。
それにしても俺のグレゴリーのデイパック(33L)も少し年季が入ってきたな。
今回は羽田から飛び立つことにした。
羽田から飛びたいがためにまずデトロイト経由のフロリダまでデルタ航空で行き、
そこから隣町(と言っても距離的には結構あるが。)のフォートローダーデール空港に移動し、
初のLCC、Jet Blueでメキシコのカンクンへと飛ぶ。
それにしても都内からだと羽田は近く、
電車を少し乗り継げば着くのだが、
俺の便が17日の6:55AM発なので、どっちみち前日の終電で羽田に行かなければならない。
当然空港内のショップもほぼ閉まっており、
外で飛行機を鑑賞したり、
24時間カフェでさっそく『やがて悲しき外国語』を読んで時間をつぶす。
そして離陸3時間前ぐらいに読み終えてしまい、そのままイミグレをすませてゲート前へ。
イミグレを越えるとどこの国でもそうだが、
その国にいるにもかかわらず、どこにも属していないようなある種の浮遊感が去来する。
周囲の人は何らかの目的を持ってここにいるのであり、
街中のように無目的でふらふらしているなんて人は居るはずがない。
少し仮眠すればいいのに眠い目をこすりながらそんなことをベンチで考える。
前回の東欧の旅では日本で食べ納めた冷汁が美味しかったのを覚えているが、
そういや今回は何食べたっけな。。
・・思い出した。駅前のすき家で食べたカレーのサラダセット(480円)だ。
これももはやれっきとした日本食だ。
さぁ、指差し会話帳と2冊目の小説『ニュークリアエイジ』を携えて、出発!
スペイン語の映画『ビューティフル』を見、
恒例となったバックギャモンとポーカーと数独のゲームをし、
アンソニー・ボーデンの旅料理番組を見、
機内食は欠かさず食べ、
トイレに行って非常口前でストレッチをする。
いつもと同じで、行きのフライトでは距離にかかわらず寝ない。
厳密に言うと、高揚感が有り余っていて寝れないのだ。
そうこうしてるうちにトランジットのデトロイトに17日AM6:05着。
日本人だらけのイミグレのなか、日本語ペラペラで声の大きい台湾人と話しながら列を待つ。
その人によると、アメリカに初上陸の人は荷物検査に行かされる確率が高いよと言われ、
案の定その通りになった。
荷物をごっそり開けられ、財布の中まで見られ、札の数まで数えられる。
当然だが、誰だってこれで良い気はしない。
俺の前の人はニューヨークに行くと言っていただけの一人の女性で、どこかの別室に連れてかれるわ、
そして空港職員の質問も、
「どこに行きますか。」
俺「マイアミ。」
「WHY?」と言うからややこしい。
俺「ただの観光だよ。」
「職業は?」
俺「学生。」
「何で学生が一人で来れるの?」
俺「だから自分でお金を貯めて来たかったから来たの!!」
「どうやってお金を手に入れた?」
俺「バイトしかないやろ!!」
「何の?」
と、ここに書くにも及ばないほどのくそしょーもない質問ばかりを浴びせかけられ、
そのせいで列は長くなる一方で。
他の日本人もイミグレで四苦八苦しているようだった。
既に嫌いや、アメリカ。
今のイミグレはどうなんでしょうか、アメリカ。
グアムやハワイはそこまでではないと思いますが、
大陸は厳しいですね。。
デトロイト空港はなかなか端から端まで遠いらしく、
無料のモノレールが頭上でピストン運動をしていた。
時間があるのでそれに乗ってみたり、
メイドインアメリカのコーヒーチェーンのカフェラテを飲んでみたり、
ショップで油を売ったりする。
そのショップで、一人の欧米のお客がレジの人と、物の説明で会話をしていると、
そこにはその二人と俺しかいないのだが、
牛の人形がアッハッハッハッ、と笑うぬいぐるみの売り物があり、
二人がいたって真面目に話している中、ひたすら人形が笑っているのがあまりにもシュールすぎて店を出た。
8:36AM発に搭乗し、
しばしアメリカの酔いしれるほどの雄大な土地を俯瞰しながら物思いに耽る。
それにしても周りでやたらiPadをいじっている人が多い。
さすが本場だ。
11:35AM、マイアミ着。
日本の国内線ならすぐに海が見えたり、山々が連なったりして狭い印象を受けますが、
アメリカの国内線はどこまでも続きそうなだだっ広い平地がただただ広がっているというのが
印象に残っています。
一気に空港内の表記が英語とスペ語の混在になり、
いよいよ学習の成果が試される時がきたと気を引き締める。
アライビングフロアの外の向かい側の道からメトロバスで繁華街、サウスビーチへ。 2.35$。
日本の優先座席のように、
前の席には、ローザパークスと書いてあり、
そこがどうやら優先座席のようだ。
何か聞いたことのある名だなと思い、後で調べてみると、
公民権運動の発端となった、席の移動を拒否した黒人女性の名だった。
それが受け継がれ、今では優先席の象徴となっていた。
なるほど。
他にも降りる時はボタンではなく、窓に一本の長い紐があって、
それを引っ張って合図するシステムだったり、バスのフロントガラスの外に
自転車を横付けで2台運べるのが荒っぽくもカッコよかったです。
30分ほどでサウスビーチ着。
典型的な常夏であり、
典型的な一大観光地である。
家族連れやらカップルやらが大手を振って横断歩道を無視しており、
いよいよまがりなりにもアメリカだなと感じた。
あらかじめ日本でメモっておいた宿から、一番安いところにまず行く。
フロントで、(少なくとも俺のイメージとは違う)物腰の低いシャイなアメリカ人男性に空室を確認すると、
「今はバカンスの真っ最中だから27日まで満室だよ。」と言われる。
俺「他の宿も似たような感じかな? もし宿の載っているフリーマップみたいなのがあれば見せてくれる?」
「いいよ。」と言い、地図をもらい、
「いいか。今がここで、この辺に〜ホテル、ここに〜ホステルがある。安いのがいいならどこどこだな。」とありがたい助言をもらい、
そこから1軒、2軒目でようやくドミトリーが空室のホテル、クレイホテルに決める。 23.73$。
もちろん円高を享受しつつ、現金節約のためカードで。
一旦荷物を置き、大資本ホテル裏側のビーチへ。
あまり期待をしていなかったというと変だが、
こんなに綺麗だとも思っていなかった。
ちょうど繁忙シーズンで人は多かったが、やはりそれにはそれ相応の理由があるから繁忙なんだなと。
ここも綺麗だが、しかし去年のアテネのほうが綺麗だった。
しばらく目抜き通りやら宿周辺をうろつき、
渋谷にもあるスバーロで昼飯。
こっちのピザは1ピースが日本の2ピース分以上くらいあり、
それだけでいいくらいだ。
店員さんもBGMのレディガガに合わせて踊っていた。
この写真は宿の隣のエスパニョーラウェイってとこ。
泊まった場所、クレイホテル。
一応ドミながらカードキーもある。
最初部屋に入ったときに、おそらくクラブ疲れの男が一人爆睡していて、
俺が帰ってきてもまだ寝ていて逆転生活だった。
男ドミの冷蔵庫の上にはエッチな本が2冊あった。
場所はココ! クレイホテル (The Clay Hotel)
どうも古くからやっているホテルらしく、現在も好立地に健在です。
マイアミビーチでバジェットなホテルを探しているのならオススメです
翌日、
フロント横の備え付け有料PCをいじっていると突然激しいスコール。
外に簡易屋根として張っているシートから水がじゃばじゃばと下に流れ落ち、
走り去る人々を見ながらまだPCをいじっているとすぐやみ、もう日が差してきた。
チェックアウトをし、荷物を持って、
角にあるマックを曲がったところから続く賑わいのある道を歩く。
いろんなレストランやショップが軒を連ねている。
そこから少し歩いてこのホロコーストの像だけ見て、
さっきの通りのスタバへ避難。
全ての荷物を持って雨上がりの中サンダルで常夏を歩くのは、
いくら午前中とはいえ少々こたえるのだ。
店員「名前は?」
「リュウタ。」
店員「オッケー。ちょっと待ってて。」
前もどこかの国のスタバで聞かれた気がする。
結果名前は『Luca』になっているが、これはこれでかっこいい。 クロノトリガーのキャラクターみたいで。
英語圏に限らず、タイのスタバでも名前で呼ばれたりします。
ただ発音しづらい名前だと大体間違えられます。
こういうとき、分かりやすい名前はいいですね。サラとかマリとか。
まだキューバに入ってもいないですが、次回に続きます。
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