どうも、Ryuです。
珍しく連日投稿です。
前回はキューバの旅と言いながらキューバに辿り着きませんでしたが、今回はたどり着けるのか?笑
そういや昔の水曜どうでしょうなんかでもどこどこの旅とか言いながら3週目にようやく到着したりとかありましたよね。
ではキューバ編その2です。
2011/08/17 – 08/31 キューバの旅
メトロバスに1時間ほど揺られ、
アムトラック(鉄道)の駅に来た。
ここからフォートローダーデールまで行こうとしたが、
「裏手にあるトライレールで行きな。」と言われ、
歩いて別の駅へ。
トライレールがフォートローダーデール空港への最短ルートでは必ずしもないです。
ただ私はこの日は時間があったので、一番安く、面白いルートで行こうと思ったので、
このようにしました。
トライレールから見た車窓。
一字一句一緒だ。
考えてみれば日本にも佐賀と三重に嬉野温泉があるし、
千葉と三重にも白子がある。(これはちなみに読み方が違う。)
そういや、トライレールの乗車駅に自販機があったので
青い炭酸を買ったら、直射日光に当たっている自販機だったので、
めちゃくちゃアッツアツの炭酸でした。笑 クオリティ低っ!って思いましたね。
フォートローダーデール駅に着く。
そこから無料のシャトルバスで空港まで行く。
まだこの時点で昼すぎで、
宿代節約のために翌日の9:51AMのフライトまで居座る気で来たのだが、
あまりにも屋内が寒く、
また空港の食べ物が異常に高いことに辟易し、
読書したり、中をうろついたり、外に出て南国の風にあたりに行ったりして、
16時間を耐えた。(数字で書くとあっさりしているが、これがキツい)
フライト3時間前にやっとセキュリティを通過し、
凍えそうな中食べたダンキンドーナツとまずいホットコーヒー。
もっとmiami beach周辺でうろうろしていても
よかったですね。空港のある場所は高級リゾート地が
ある辺りらしいので、周囲にはおそらく観光客が行けるようなところはなく、
車がないと移動も出来ない、という雰囲気です。
LCCなので、
いつも以上にいろんな人がゲート前で待っている。
スペイン語が周りで飛び交い、
日本でただ古本で買った参考書を数回読んだ者にとって、
リスニングがとてつもなく不安だった。
飛行機に乗り、まもなくして出されたコーラと、
名物ブルーチップス。
JetBlueという会社の名前をイメージにして出している、 のだと思う。
味は普通の味。
一人一人にテレビもあるし、音楽も聞ける。
イヤホンを持ってない人は2$か3$で買うのだが、
全然苦に感じることなく楽しめた。
非常事態用のビデオ放映のコスト削減のためか、
通路でCAさんが酸素マスクの実演をしていた。
やがて鬱蒼とした森が広がり、カンクンに到着。
イミグレの審査も何の質問もなしに通過し、
途中紙を回収するおじさんが俺を日本人と見るや、
「こんにちは、ありがとう。」と、何て最初から印象のいい国なんだ、メキシコ。
というわけでまずはメキシコはカンクン(Cancun)へ!
アメリカから直接キューバへはおそらく今でも直行便はないはずなので、
近隣国へ行くわけです。ただ空港でフライト情報を見ると、アメリカからも直行便が出ており、
全く見たこともない航空会社でした。調べてみるとチャーター便のようでした。
出発カウンター外のADO社のバス48ペソ(1ペソ=6.5円ほど)で、
セントロ(ダウンタウン)へ。
バスから降り1歩外へ出ると、暑い。
小さい時から、遠く日本からイメージしたメキシコと言えば、
『大きな帽子』、『ヒゲ』、『サボテン』、『ドンタコスのCM』、
そして何といっても『暑さ』だ。
良い意味で、それに応えてくれている。
そこから歩いて、当初の予定通りの日本人宿、ロサス7へ。
カンクンにはもうひとつの日本人宿カーサ吉田があるが、こっちを選んだ。
明確な理由はないが、いずれにせよ、自分にとって初の日本人宿だ。
ベルを鳴らし門を開けてもらうと、管理人のナオさんとユウコさん(カップルか夫婦)に招かれた。
場所はココ! ロサス7(Rosas siete)
最新の2022/2のストリートビューでもネイビーの門構えがあるので、多分健在だと思います。
ネットの口コミは2016,2017年くらいのものが多く、あんまり綺麗じゃないみたいに書かれてますが、
正直これはその時々の管理人(大体が本人も旅人)によりけりの部分が多く、タイミングによりますね。
私の時はオーナーも同じ建物に住んでいました。
中は清潔で、
ガイドブックはメキシコ、中米、カリブを中心に(物凄く)揃っており、
もらってOKな本まであるし、
ゴルゴやバガボンドは揃っているし、
小説もオーナーさん(この時はボリビアに旅に行っておりいなかった)の好みのを中心に揃っていた。
もちろんこれぞ日本人の細やかさがなせる技、
情報ノートもそっと本棚の下段に置かれていた。
出ました、情報ノート!
めくってるだけでも面白いです。
とりあえず明後日のキューバのチケットを買いにクバーナ航空のオフィスへ。
トゥルム通りの西側を空港方面に少し歩くとあるのだが、
セントロには旅行会社がいくつかあり、そこでも手配できる。
また、宿には葉巻の運び屋としてキューバに安く行ける方法の張り紙などもあったが、
今は行けないらしく、実質航空会社のオフィスが一番安く無難だろう。
3373ペソ(約22000円)で往復券を無事購入し、
意気揚々と宿ですすめてもらったパラパス公園へ向かう。
日本以外の国は大体車優先の所が(今まででは)多く、
いつもどおり気を付けて道を横断するが、
意外なことに結構歩行者に対して優しい気がした。
むしろ日本よりも。
まぜるな危険を混ぜたくなるように、
車優先といわれている国だからこそ、歩行者に対して優しくなりつつあるのか、
日本では歩行者優先だからこそ、時として横断歩道を渡れずにいるお婆ちゃんにさえ目を払わず突っ切る車もいるのか。
ともかく基本的に横断歩道に立っていると日本よりもビタッと車が止まってくれる感じを受けた。
上の例えは今見るとよく分からないですが、
車はピタッと止まってくれました。笑
他の国とも比較すると、日本は結構歩行者に厳しいと思います。
パラパス公園の向かいの教会から見て右手にある、
地元民で賑わっているレスタウランテに入ってみる。
セルフ式で、まずメニューから好きなものをレジにいるおばちゃんに注文する。
ここはスペイン語が話せなくても写真付きのメニューなので指差しができる。
お金を払ってレシートをもらい、そこに書いてある番号が呼ばれたら取りに行くというスタイル。
(この時点ではスペ語の聴き取りもままなっていなかったのでずっと受け取り口で待っていたが。)
自分の番になると、ケソ(チーズはいるか)とかこのサルサはいるかと聞かれる。
そして別の机にティッシュやら赤サルサ、緑サルサ(こっちの方が基本的に辛い)、必要ならプラスティックのフォーク&ナイフもある。
適当に席について、ケサディージョ ピカディージョ15ペソを頼んだ。
結論から言うと、
このメキシコの旅のなかでトップ3に入る美味さだった。(貧乏旅行者なりに)
持てないほどアツアツで、結構ボリュームもあった。
キューバから再びカンクンに戻ってきたときも2回ほど訪れ、
出来れば全メニュー制覇したかった。
ペットボトルに入れた自家製オルチャータや謎のカラフルな飲み物もあった。
場所はココ! Quesadillas tierra del sol
ストリートビューでは廃墟みたいになってて、潰れたか? と思いましたが、
最新のレストランの写真では内装も綺麗になって繁盛しているようです。当時も繁盛してました。
ケサディージャ(チーズを挟んだトルティージャ)だけではなく、他のメニューも豊富にあります。
地元民に繁盛している店なので、値段もリーズナブルです。
帰りに同じ宿のようこさん、よしおかさんの女性二人組に会い、
一緒にバスでホテルゾーンに行くことに。
ホテルゾーンは完璧に観光地で、
観光客用のお店やレストランが軒を連ね、
「やっぱバックパッカーが来るとこちゃうね。」って話をした。
正確に言うと、別に来る分にはいいが、なにぶん色んな国を旅したいという目的がある以上、
こんなところでバックパッカーは散財は出来ないということだ。
もちろん見るだけでも楽しかった。
カンクンビーチ。
マイアミの方が綺麗だったが、一応カリブ海という箔がついている。
水着を持ってこなかったのを後悔した。
ちなみにこの時期には無数のジンベイザメと泳ぐツアーも街のいたるところで勧誘していた。(約6000円)
帰りに大型スーパーで少し買出し。
海外のスーパー巡りは定番だが、
メキシコもやはり個性的で面白かった。
野菜コーナーではサボテンがあり、
BIMBOというこっちでは定番のパンがあり、
毒々しい色のジュースやお菓子が売られていた。
キャリーバック式の便利な買い物かごも素晴らしい。
チリ味の商品が多かったのが印象的でした。
マンゴーの酢漬けのチリ味とか、グミのチリ味とか。
何でもかんでもって感じです。
どちらかというと短期旅行なので、
宿にキッチンがあっても自炊はせず、
その国独特の食を堪能したいので食材は買い込まず、
屋台のタコス×3(25ペソ)を夕食にし、
さっきの食堂でお二人とお喋り。
よしおかさんはメキシコに旅しながら住んでいるらしく、
現地の彼もいるそう。
どおりでスペ語が流暢なわけだ。
カンクンは観光地なので特別なくらい安全だが、
やはりほかの場所では治安が良くはないところもあるらしく、
彼女はすでに2回ほど財布を取られたらしい。
やはり小柄な女性、しかもまるきりアジア人顔でなおかつ一人で旅をしていると狙われやすいのだろうか。
ようこさんのほうは南米からカンクンに来たらしく、
冬から夏の地へ来たギャップに苦しんでいた。
イスタンブールほどではないが、
カンクンはアメリカ大陸における、旅人と旅人がすれ違う場所なのかもしれない。
周辺国の情報交換や他愛もないおしゃべりと共に、
旅人の夜は更けていく。。
翌日、
朝食のパン2枚、卵と、スーパーで買ったヨーグルトを食べながら、
宿にいた世界一周中のむらまつさん(男性)と近くのベインテオーチョ市場に行こうということに。
彼の1年半の世界一周もあと1週間で終わるらしく、
少し名残惜しそうでもあり、
早く帰りたそうでもあり、
そして旅に慣れたせいか、
少々の発見に鈍感になっていた。
やはりそうなってしまうものなのか。
市場は思ったよりも観光地化されておりそんなにお土産も安くなかった。
予想通り、ぎりぎり保っていた悪天候も土砂降りとなり、
帰りたくても帰れなくなった。
しばらく市場をうろつく。
メキシコのお土産は色使いが非常にカラフルで、
個人的にすごく好きです。センスを感じます。
雨も小雨になり、
一旦宿に戻る。
夕飯はむらまつさんとパラパス公園の屋台街で。
夜になると屋台街ができ、
地元の人たちも大勢いて賑やかだった。
目の前の教会では結婚式が行われていた。
この日宿に着いたやまぐちさん(男性)とお喋り。
彼も世界一周中らしく、
日本から北米、そして現在南下中で、とりあえずは南米まで行くという。
管理人二人とむらまつさん、やまぐちさんとリビングで喋っていると、
夜の10時頃にチャイムが鳴る。
「ハロー」と、韓国人女性二人組が訪問してきた。
たまにほかの場所の宿で出会った日本人から日本人宿をすすめられて訪れてくる外国人もいるらしく、
やはり安さが素晴らしいらしい。
彼女らもメキシコシティですすめられたとのこと。
そしてなんと珍しいことに姉妹らしく、
妹さんはあまり英語が話せなかった。
色んな旅人がいるもんだ。
山口さんは現在静岡県で農家をやられているようです。
facebook情報。
翌日宿の住人に見送られて空港へ。
空港税26ドルとメキシコビザ25ドルを払い、ゲート前へ。
1組だけ日本人がいた。
旅人の間で密かに有名であり、人気?なのが、このクバーナ航空。
キューバ唯一のナショナル航空であり、機体はかつて仲の良かったソ連のお古を使用している。
機内も所々の文字がロシア語で書かれており、
内装も窓もどこか宇宙船を連想させる。
そしてなぜ有名なのか。
それは離着陸の時にどこからともなく吹き出してくる機内の大量の水蒸気である。
まるで火事のように白くくもる。
(多分)単なる水蒸気なので特に何もないのだが。
約2時間半のフライトなのだが、
きちんとお菓子とジュースも出た。
このお菓子(カナダ製)がなぜか妙にベビースターのような匂いがしておいしかった。
cubana航空いいですね。
当時は他にもアエロメヒコ、カナダ航空などの便がありました。
ホセ・マルティ国際空港に到着。
どこかきな臭い赤とシルバーの無機質な通路を抜け、木製で出来たイミグレへ。
そこは普段目にするイミグレとは少し異質で、向こう側に抜けるドアのせいで通路の先が見えなくなっている。
一応「スタンプは押さんといてね。」とだけ伝え、通過。
2011年の5月からアメリカ資本でない保険に加入していないといけなくなり、
なければ空港で加入させられるという情報を事前に仕入れていたのだが、
特に何も言われることなく、適当に到着ロビーへ。
そこでまずは3000円ほどを37.25CUC(クック、セウセ、ペソなど呼び方は様々)に両替する。
米ドルで両替をすると、プラスいくらかのTAXが取られるので、
円高の状況下だと円で両替したほうがいい。
その後、ロサス7で教えてもらったとおり、
到着ゲートではなく出発ゲート、
つまり2階のカデカ(両替所)に向かう。
そう、到着ゲートにあるカデカでは出来ない両替、
CUCからCUP(クップ、ペソ、あるいはMNモネダナシオナルをよく見かけた)へと両替をする。
キューバを訪れるほとんどの人たちにとっては知っておかなければならないことだが、
CUCがいわゆる外国人通貨であり、CUPが現地民が使う通貨なのである。(実際はどちらの通貨も外国人、現地民共に入り乱れて使っているが。)
つまるところ、1CUC=24CUPという固定レートのもと、
2階でそのCUCをCUPに両替する。
試しに3CUC両替をする。
そして、これまた旅人の間では有名な、
「ゲバラの硬貨があれば下さい」と申し出、
運良く大量のゲバラコインと共に計72CUPの紙幣をゲットできた。
ゲバラ紙幣はゲットできなかったが、
街中のカデカによってはゲバラ硬貨、紙幣をお土産として国外に持ち出されないように、
両替に応じてくれないこともあるので、
幸先良くスタートを切れた気がした。
そしてなぜ空港でそもそもCUPを両替したか。
それはずばりバスでハバナのセントロに向かうためである。
基本的には空港からセントロに向かうにはタクシーしかなく、
それも1台25CUC前後と、これまた(あくまでバックパッカーにとっては)なかなかの痛手なので、
どんな先達が発見したのか、
今いる国際ターミナルから普通の車用の道路を歩き、
まずは国内線ターミナルへと向い、
そしてそのまま同じ道を進むと、丁字路に突き当たる。
左折するとハバナ市内方面なので、
道を渡った側に行き、(車が右側通行なので)
しばらくするとバス停、あるいは人がぞろぞろと待っている場所で同じように待つと、
一人0.4CUP(つまり1円ぐらい)で市内バス(P-12がセントロ行き)に乗れるのだ。
と、さも乗れたふうにここに書いたが、
俺は歩いているさなか突然の雨に降られ、
国内線ターミナルの前あたりで止まってくれた地元民の(ボロボロ)カーに5CUCで乗せてもらい、どうにかクソ高いタクシーにだけは乗らずに市内のカピトリオという場所に向かった。
二重通貨制度がなくなった今、この両替情報は意味をなさないですが、
過去の雰囲気を感じてもらえれば幸いです。
でもバスの情報はまだ通用するでしょうか?
というわけでキューバにはなんとか到着しましたが、長くなりましたので次回に続きます。
英語はできて当たり前、スペ語は単語が分からないと会話が成立しないという状況がだんだんと楽しくなってくるんですね。
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