海外旅行に行く前に、色々と構想を練りながら荷物を準備している時が一番楽しいのではないか、
と思うことがあります。そんな準備段階で、
「何を準備すればいいか分からない」と困った覚えはありますか?
今回の記事を見れば、荷物のパッキングが楽しく手早く完了させることが出来ます!
いきなり結論
まず最初に結論を記します。
- 必ず必要なもの
- 必須ではないが、あれば便利なもの(基本的に現地購入可能)
- 不要なもの
上記の3種類に荷物を分類することが重要です!
そもそも旅と一言に言っても、
- 日帰り旅行
- 1、2日の短期旅行
- 3日以上の中長期旅行
更に国内旅行であれば、車を使うのか、電車や飛行機を使うのか、
海外旅行であれば飛行機はほぼ確実に使うとして、一か所に滞在するのか、複数か所を巡るのか、
これらの条件により、パッキングの仕方が変わってきます。
ですが、いずれにせよ上記の3種類に分ける必要があり、必ず分けることが出来ます。
必ず必要なもの
- パスポート(有効期限が1年以上)
- 目的地のビザ
- スマートフォン
- 航空券詳細記載のメール
- クレジットカード
極論、上の5点さえあれば、短期・長期に関わらず、ほとんどの国、地域に渡航可能です。
一部ATMがない或いはあっても動作しない国(キューバやミャンマー等)には
現金、それもUSドルが必須な国が存在しますが、大多数は不要です。
パスポート、ビザ
パスポートとビザは言わずもがなですが、パスポートは有効期限に注意しましょう。
現地に入る日と有効期間満了日/Date of expiryの間が半年や1年間以上空いている必要あり、
という ルールを設けている国があるので、そこだけ注意が必要です。
またビザは、日本のパスポート保有者であれば、あまり意識することが少ないですが、
多くの国にノービザ、ないし現地空港到着後にアライバルビザを取得できることが多く、
その点は先人にありがたさを感じると共に、非常にメリットを感じる部分です。
私自身も事前にビザを取得した経験は、ミャンマー、サウジアラビア、パキスタンに行った時くらいです。
スマートフォン、航空券メール
スマートフォンは皆さん持って行かれると思うので、その中に
航空券詳細記載のメールなり、クレジットカードの番号や緊急連絡先を入れておけば、
いざという時にこれも重宝します。
SIMカードに関しては、また別の記事にしますが、
今は日本のSIMそのままで海外でも追加料金なく使えるものもあったりするので、
また後日まとめてみます。
ポケットwifiもいいですが、現地にて軽装で移動時に荷物が多くなるので、
個人的にはあまり使用していません。
ちなみに、『PASSPORT INDEX』が面白い!
『PASSPORT INDEX』というサイトをご存知でしょうか。
このサイトを使えば、現在の最新のビザの必要の有無、
さらに日本のパスポートからの視点だけではなく、
海外のパスポート視点からの情報も網羅しているすごいサイトです。
私の妻も海外国籍ですので、色々と調べる際も重宝します。
下記にリンクを記しておきます。
クレジットカード
クレジットカードは、出来れば複数枚持って行くとよいでしょう。
それもVISA,Mastercardは最低でも1枚ずつあると良いです。
理由としては主に3つあります。
- 使用できない時のサブ用
- 紛失時対策
- 旅行保険
まず基本的にどちらも使用範囲の多くがオーバーラップしていますが、
ざっくりとVISAは北米に強いとか、Mastercardはヨーロッパに強い傾向はあります。
私の経験としては、中国のレストランでVISAが使えず(非対応)、
Masterはいけた、ということがありました。
またAmexやJCBだけだと使用できない確率が高くなるので、
VISA,Masterを持った上で、持つとよいでしょう。
またVisaやMasterのブランドを冠していても、
日本での発行元は三井住友、楽天、イオン数種類あり、
それぞれの海外での使用におけるセキュリティの厳しさ度合いも異なっているので、
メインで使用したいカードを確実に使用できるよう、事前にカードの問合せ先に連絡し、
指定の日程と訪問国で使用する旨を連絡しておけば、間違いないです。
この問合せのひと手間を語っている記事は個人的にはあまり見たことがないです。
私自身もメインでポイントを貯めたいカードで支払おうとして使えなく、
泣く泣く別のサブカードで支払ったことが結構あります。
あと、それぞれのカードには旅行中に
- 身の回りの物の紛失、盗難
- 怪我や交通事故などトラブル
これらを補償してくれる国内旅行保険や海外旅行保険というものが付帯していることが多いです。
ただ、旅行に行けば自動でその保険が適用されるものもあれば、(自動付帯)
旅行代金や飛行機代、現地での交通費等をカードで支払った場合に適用されるもの(利用付帯)
がある為、確認が必要です。
必須ではないが、あれば便利なもの(基本的に現地購入可能)
- 現金
- カバン(キャリーバッグ、バックパック、サブバッグ)
- 南京錠(小さなワイヤーロック付)
- 着替え
- ペン
- 全世界対応変換アダプター
- 番外編:ガムテープ
- 番外編:サンダル
ここからは、必ずしも必要ではないが、あると何かと便利なものを紹介します。
タイトルに2022年と銘打ったので、ここでは数年前まではあり得ないものをあえて入れております。
基本的に持って行った方がいいのですが、持って行かなくても成立するということで、
このようにカテゴリー分けしました。
現金
「現金を持って行かない」と言うと、正気か? と言われそうですが、
私は万が一荷物を一切合切盗まれた際の緊急用に1万円を持っているくらいで、
他は本当に持っていません。
自宅から空港に行く道中や空港で使用する分も、なるべく現金ではなく、
クレジットカードやQR決済で済ますように心がけています。
意外と小銭をじゃらじゃら持っていると重いんですよね。。
今は空港も現金以外の決済が非常に充実しているので、全く問題ないです。
現地に着いたら、空港のATMでキャッシングをすればOKです。
クレジットカードの段でも触れましたが、
キャッシングに使用するカードが使えるか不安であれば、
事前に訪問国と日程をカードの問合せ先に連絡しておけば、確実に使用することができます。
私は一度フィリピンでキャッシングに使用出来なかったことがあり、焦ったことがありました。
カバン(キャリーバッグ、バックパック、サブバック)
カバンは皆さん、持って行ってください。笑
ですが、カバンはどこに行っても必ず売っています。
気に入ったものがあれば、現地購入しましょう。特にサブバッグは結構いいのがあったりします。
注意点としては、カバンでも偽物ブランド品があるので気をつけてください。
👆これが、2008年のタイ・カンボジアの時から使用している
グレゴリーのデイ&ハーフバックパック で容量は33リットルです。
欧米のバックパッカーは70,80リットルのタイプを背負ってたりしますが、
私はどれだけ荷物を省けるかに重きを置いていたので、これで十分でした。
グレゴリーの特徴は、3点です。
- とにかく頑丈
- カバン自体の重量が軽い
- 無駄なポケットがない
この3点につきます。別ブランドでも実は軽さを求めれば軽いものは存在しますが、
強度が怪しいものもあり、部分的にペラペラな素材だったりします。
あと、個人的に小さいポケットがないのが嬉しいです。
?? と思われるかもしれませんが、小さいポケットがあると皆さん、どの用に使用しますか?
スマホや鍵、サブの財布など入れたりしませんか?
そうです、それが危険だと思うからです。
誰しもポケットに入れるものは、小さくて、比較的価値の高いものを入れがちです。
なので、もし運悪く泥棒のターゲットにされてしまった場合、
真っ先に狙われそうなのは、カバンのその小さいポケットだと思うからです。
ですが、私のグレゴリーはカバンの口が一ヶ所のみで、
そこに全てを入れざるを得ません。よって、どんなに綺麗に整頓して入れたとしても、
泥棒がその中を見たときにどれが貴重なものか、見分けがつきにくいわけです。
むしろ、見分けがつきにくそうであれば、泥棒に狙われる可能性自体を低くすることが可能です。
次もこのようなトラブル回避に関係したものが続きます。
南京錠(小さなワイヤーロック付)
小さめのダイヤル式の南京錠が2個あれば、非常に重宝します。
鍵で開けるタイプは鍵を無くしたらアウトなので絶対にダイヤル式をお勧めします!
1個はメインのバックパックに使用、
もう1個は街歩き用などのサブバックか、
ドミトリーに泊まる際は、カバンをしまえるロッカーがあったりしますが、
ロックがなかったりするので、そのロックに使ったり、
あるいは今はほとんどないかもしれませんが、
インドの安宿のシングルルームのドア自体に付けたりも出来ます。
インドのドアの鍵は信用ならないです。
(何個同じスペアキーがあるか分かったもんじゃありません笑)
これがあるだけで、メインのバックを長距離バスの下段に預ける時に
気持ちが幾分穏やかになります。(もちろん絶対ではないですが。)
あとはドミトリーでカバンを置いておく時に、ロッカーがなければ、
ベットや床に直置きしますが、その時もカバンの口をロックしつつ、
小さめのワイヤーを別で持っておけば、ベットの柱に通して、
それごとロックしてしまえば、そのワイヤーかベットを破壊しない限り、
カバンごとの置き引きは防げます。
結構多くの人たちがカバンをガッツリ開けたままにしていたりしてますが、
私にはとてもじゃないが出来ません。
着替え
衣類は現地で買えば何の問題もないです。
持っていくのであれば、
1、2泊は泊数分、
3泊以上であれば、着替えは3日分でいいです。
それ以上は持ってても邪魔でしょうがないです。
洗濯は自分でするのもいいですが、
最近の安宿や高級ホテルも含め、環境を大事にしよう、という名目で、
自室での洗濯を遠慮して下さい、と言われるところもあります。
そういう場合は、高級ホテルであればホテルのランドリーサービスもありますが、
大体いい値段がするので、それが嫌なら、ホテル近辺でランドリー屋さんがあったりしますので、
探してみるのも面白いです。(実はホテルはそこにランドリーを委託していたりもします)
google mapで「laundry」と検索すれば、出てきます。
あるいは単刀直入にホテルのスタッフに聞けば教えてくれます。
戻ってきた衣類はクリーニングの匂いが気持ちいいですが、
思わぬところにガッツリ大きめのホッチキスの針があったりするので、注意しましょう!
ペン
ペンは1本あると便利です。
現地空港でイミグレの長蛇の列に並びながら、入国カードに記入できるからです。
それだけです。
海外一人旅の初期の頃は、小さいノートに旅日記を付けていましたが、
今はメモなどはスマホですので、ペンの使用用途はそれくらいですね。
全世界対応変換アダプター
変換アダプターはこの全世界対応の物に限ります。
各国のプラグ形状に合わせて、男の子が大好きな戦隊ヒーローもののロボットみたいに
組み立てて使用します。
海外で売ってるものはキューブ型のものが多く、それはUSBも複数させたりして便利なのですが、
少し大きいので嵩張ります。
番外編:ガムテープ
ここからは番外編ということで、主にバックパッカー向けに2点だけピックアップします。
まずはガムテープです。
私自身は持って行ったことはないのですが、よく一人旅で
辺境の地で会う世界一周をしている日本人に聞くと、
ガムテープがとても便利だと言ってました。
それは安宿で洗濯物を干す物干し竿にもなるし、
カバンの応急処置などにも万能に使える、とのことでした。
また日本で売っている頑丈なタイプのガムテープはあまり他の国では見かけない
とのことだったので、1個くらいは持って行ってもよいと思います。
番外編:サンダル
安宿だと、やはりどうしても水回りが清潔でないところもあり、
シャワーはあるものの、裸足はなんとなく嫌だなぁという時があります。
そんな時サンダルさえあれば万事解決です。
最悪現地でも売っているので、そんなのでいいです。
不要なもの
- 着替え分以上の衣類
- 変圧器
ここからは、今まで触れてこなかったもので、
特に持って行かなくてもいいものをご紹介します。
着替え分以上の衣類
着替えの段でも触れましたが、
不必要なほどの衣類は不要です。
また下着類は日本で生活している際に使用していた中で、一番古いモノを持って行き、
現地で捨ててから、日本に帰国するとカバンが空く分楽になれます。
変圧器
タイ・カンボジアに旅立つ前の身支度で、
実は変圧器が必要なのではないか? と考えていました。
そもそも変圧器とは、日本で使用する電化製品は日本の電圧100Vには耐えられるものの、
他の国では電圧が異なる為、それを調整する際に必要なものです。
ですが、旅行に持って行くもののほとんどは電圧100V-220V に対応しており、
充電器をよく観察すると、その旨の説明が記載されているかと思いますので、
一度確認してみてください。
あと変圧器は重いです。 笑
まとめ
いかがでしたでしょうか。
昔と違ってコンパクトになるものが多い一方で、
スマホやタブレットの充電器が多くなり、結果的に重量は昔の方が軽いのではないか、
と思うことがあります。
昨今は辺境の地以外は大体の日用品などは現地で購入できるので、
特にこだわりのないものは現地調達でいいです。
そうやって荷物を厳選し、スマートに旅に出られるようになると、
毎回パッキングで苦しむことが少なくなるので、是非試してみてください。
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