~青とギロピタとGreece美人~ ギリシャ🇬🇷1ヶ月1人旅 その1

ギリシャ

どうも、Ryuです。

インドの旅を終えた翌年の2010年夏、やっと2009年の夏のリベンジを果たすべく、

再び『ギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、トルコの旅』を計画しました。

本当はと言いますか、2009年は大学3年生だったので、

私の時代は大体10月から就活が開始とされていました。ただし、

前年のリーマンショックが影響し、多くの企業が新規採用を絞っていました。

そもそも私自身大きな夢みたいなものもなく、ただ漠然と就活の時期が来たから、

一応活動だけはしておこう、というおざなりな気持ちでした。

当然そんな気持ちではどこの企業も相手にはしてくれず、

説明会から1次面接に行けるのが関の山で、あとは大体お祈りメールという状況でした。

しかもそもそも名前を知っている企業しか受けていなかったので、

はっきり言って全くやる気がなく、完全に舐めていました。

そして2010年の夏、周りの友人は着々と進路を決定しているなか、

ただただこの旅を拠り所に生きていた、という状況で訪れました。

この旅では日本人を含め、多くの人たちとの出会いに恵まれたものだったな、と感じます。

まずはギリシャです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

2010/08/23 – 08/29 ギリシャの旅

その前に航空券に関して

今回の航空券に関しても、依然として

タイ・カンボジア 海外一人旅 大学時代のバックパッカーより その1

最初の旅と同様にウェブで目ぼしい航空券を見つけては、

電話をして、銀行振り込みで購入していました。

そして辿り着いたのは、エティハド航空という初めて聞く航空会社でした。

UAEのアブダビを拠点にしている会社で、日本にはこの時就航したばかりというふうに聞きました。

お値段は空港税、出国税など全て含め、

127,040円 でした。

エティハド航空の良いところは、あまり馴染みのないアブダビの空港から、

無料のバスで1時間半かけてドバイまで行ってくれるというのです。

https://www.etihad.com/en-ae/book/special-offers/promotion/dubai-and-northern-emirates-offers

これならトランジットでドバイも行ける!

と考え、意気揚々と購入したのです。

(実はこのバスでなかなかの事件が起こるのですが、またそれはおいおい。。)

ルートとしては、

行き:成田→アブダビ→アテネ

帰り:イスタンブール→アブダビ→バスでドバイ→バスでアブダビ→成田

と、このように行きの最終目的地と、帰りの出発地が異なる

オープンジョーチケットにしてみました。

段々と航空券の買い方もこなれた感じが出てきてます。笑


初めはギリシャとトルコにただ行ってみたい、それに初の陸路の国境越えもやってみたい。

そんな安直な理由だった。

しかしどうせ陸路なら、近くのブルガリア、何やったらルーマニアまで行こうという、

これまた安直な理由で旅程を決めてしまった。

いつだって安直なのだ。 まぁ良く解釈すれば若気の至りか。

そして実は俺は世界遺産マニアなので、約900件ほどある世界遺産のうち、複合遺産という、文化遺産+自然遺産の

ものがトルコとギリシャにはあるということが心の深遠な場所に、

ちょうど魚の骨のように引っかかっていて、

それがむずがゆくて気になっていたのかもしれない。 作家っぽく言えば。

何はともあれ、2010年8月23日~9月18日

約1ヶ月過去最長で行ってきました。

また今回はブルガリアとルーマニア区間だけ、日本からの友人と、

バックパッカー&キャリーバッカーで旅をしました。

アジアしか旅してこなかった自分が気付いたこと、それは、

道を尋ねても嘘を言わない。

です。分からなければ分からんって言ってくれたことが、ある意味新鮮でした。

帰国後しばらくして知ったのですが、今回行った国は昔にあのル・コルビジェも旅したそうで。

ギリシャのリゾートだけ来て帰る人がもったいない。

今回はギリシャ編。

初のヨーロッパ。

ギリシャ危機後でやや心配していたものの、

どこが以前と違うのかが初めて来た自分には分からなかったので、すぐに気にならなくなりました。

ギリシャでの目標は、

世界遺産、エーゲ海で泳ぐ、マックに行く(気付けば今までの国もマックがあればメニューをチェックしていましたw)でした。

Ryu
Ryu

最初の所持金は、32,000円、145$、700€を

荷物の3か所に分けて保管してました。

俺はそこまで日本食食べやなあかんとかのこだわりはないのだが、

初めてひと月ほど日本を離れるので、最後に日本食っぽい日本食を食べてもいいかなとも思い、

空港の日本食屋で大分名物冷汁を頂く(このタイミングで初めて冷汁を食べるのも何だが)。

あまり小銭をひと月もジャラジャラ持つのも邪魔なので、携帯Edyで支払い。

さぁ、旅立ちだ。

アブダビ空港でトランジット。

よく、空港に着いて飛行機を降りたときの一呼吸が、その国を象徴する匂いだとか言うが、

ここはなぜか香水のにおいがした。(つまり潤沢な資金を持っていると解釈することも出来る)

宗教上、祈りが生活の一部になっている国ではよく、公共な場所にPray Room(礼拝所)がある。ここもやはりあった。

しかしここは内装がかっこよかった。 イスラム服に身を包んだ男女もたくさん歩いている。

ただ欠点を言わせてもらえば、

冷房が寒すぎる。

時間帯のせいかもしれないが、(朝4時過ぎ)電気は点いているのにどこか暗い感じで、うらぶれていて、そしてあまりすることがなかった。

FREEラップトップ約8台中、2台ほど壊れてたよ。

Ryu
Ryu

まだまどろみの中、トランジットで空港に滞在するのってしんどいですよね。

でもそれこそ空港という感じもしますが。

売店でコーランを発見w

いくら待ち時間が4,5時間あるからと言って、

ここで読破できる自信はもうとう無い。

俺が使ったのはエティハド航空と言うUAEの飛行機で、

日本に就航したてなのだが、機内のパーソナルモニターはでかいわ、

飯は普通においしいわ、就寝時間中も起きていたら、見かねたCAさんが水とかポップコーンとかバンバンくれるわ、

まさにいたれりつくせりだった。

別に回し者ではないが、オススメします!

機体。

こんなシックだったのか。

ギリシャのエレフテリオス・ヴェニゼロス空港着。

実は機内で隣が日本人男性で、

その人は何度もギリシャや、いわゆる東欧に渡航していて、

「9月になるとギリシャは暑いが、ブルガリア以北は急に寒くなるよ」

「ギリシャはメシがまずい」

「東欧のほうがまだメシはうまいし、何より物価がギリシャよりも安いよ」

と、要は「早くギリシャよりも北に行くべきだ。」と言わんばかりの論調を展開してきた。

そりゃ今のあなたにとっちゃそういう風に捉えたのかもしれないが、

俺はまだ20代そこそこやし、まだあらゆることに対しての経験も浅いなかで、

いざ色々な経験をしようと思い立って今ここにいるのだ。

そんな『過程も経ない結果』を得て何になる!?

と内心思ったが、

その人が空港で荷物を待つ間、俺はバックパックの機内持ち込みのみだったので、

「じゃ、また。」とだけ言って、すぐさまアテネ市内行きの

エアポートバスに乗る。早くも国際学生証でチケットを半額で購入
出来、びっくりした。

それにしてもギリシャ文字・・ 読めるはずが無い。 α、β、γ。。

Ryu
Ryu

そのエアポートバス内で、おそらく年齢は同じくらいの中華系の男性が一人、

困ってそうだったので話しかけると、どうも英語もあまり分からないようで、

どうやってギリシャまで来たのかと思ったが、私の目的地のシンタグマ広場(Syntagma Square)で一緒に降りました。彼はどういう用事でギリシャに来ていたのだろうか。。

アテネのプラカ地区。

アクロポリスのふもとのここは観光エリアで、ここを基点にすると動きやすい。

この季節はほぼ毎日雲ひとつなく、日本と違い湿度も低いので、気温は高いが過ごしやすい。

でも石畳に注意! 大理石なので滑ります! 特にサンダル。

Ryu
Ryu

ちょうどこの時はサッカーの南アフリカワールドカップの興奮がまだ冷めやらぬ中で、

ブーブーなるブブゼラがたくさん街中で売っていました。笑

こんなやつが5€でたくさんありました。

プラカ地区でランチ。

変なナポリタンスパ、コーラ、ジャガイモとオリーブのサラダ、パン(食べ放題)で13.5ユーロ。

ん、高いな。

ま、お洒落な外観やからね。

Ryu
Ryu

場所はすごく映える感じでおしゃれです。

あと覚えているのは、このレストランに行く道中、

他のレストランでおそらく店員同士が、休憩中に激しい口喧嘩をしていました。

あんな激しいのは初めて見ました。

アクロポリス観光。

またもや学生証で12→6ユーロに。

アクロポリスの丘から町を見下ろすと、

なるほど結構町はごみごみしている。

太陽が建物をこれでもかというぐらい照らし、

遠くに見えるエーゲ海もその例外ではない。

それにしてもこの写真のおやっさん、ジェロムレバンナみたいだ。。

Ryu
Ryu

国際学生証はヨーロッパでは絶大な効果を発揮すると聞き、

学校の購買で事前に作成していました。ただ偽物も多く蔓延ってるようです。

パルテノン神殿。

俺はいつもこういうとこを訪れると大概工事中だが、

やはり工事中だった。

というか、周りに置かれている機材やクレーンなどから推察するに、

早く工事を終わらせようという気概は全く感じられなかった。

まぁこんなカンカン照りなら分からなくもないが。

バックギャモンに興じる親父。

のちに行くイスタンブールでもそうだったが、

どうやらバックギャモンがこの国、地域の定番らしい。

帰りの飛行機のバックギャモンのゲームでルールを覚えたのはここだけの話。

Ryu
Ryu

上の写真の中心に見える、ぽこっと出た丘は、リカヴィトスの丘(Mount Lycabettus)

という所で、ケーブルカーのようなものも遠くから見えた。次回訪問の際は言ってみたいなぁ。

ゼウス神殿。

ちなみにこれでも7時前。

この時期はギリシャは9時ごろまで明るかった。

Ryu
Ryu

ここでたくさんのセミが鳴いていました。

日本とは違う鳴き声でしたが、でもなんとなくセミの鳴き声は郷愁を誘いますね。

地球の歩き方に載っていた宿。

シングル35ユーロ。

宿のおやっさんと喋った。 元海兵らしく、(この後も元海兵にたくさん会うことになる。この国はこんなにも多くの元海兵を抱えているのか。)日本の港町をいくつか知っていたし、他にもいろんな国に行ったという。

また、いわゆるギリシャ危機のとき、周りは騒がしく、そしてマフィアが外にはびこっていたと言う。

Ryu
Ryu

ちなみに部屋はこんな感じでした。カギがヨーロッパのファンタジー映画とかでよくある大きなカギで、鍵穴から部屋の中が見えるようなやつでした。

でも残念ながらgoogle マップで調べると、建物ごと取り壊されており、閉業したようです。

Ryu
Ryu

アテネの観光の中心のイメージはこんな感じです。

私が泊まったのはプラカ地区。

オモニア地区は治安が悪いので、旅慣れた人が安宿に泊まっているイメージ。

ただ長距離バスステーションはオモニア地区にあります。

シンタグマ広場周辺もメトロとトラムの駅があって便利ですね。

ピタパン。ギリシャのタベルナ(食堂)では大体置いている。

肉、ポテト、刻んだたまねぎ とまと。 非常に分かりやすい食べ物。

まだ若くしてこんなことを言うのも変だが、ここ数年夏は食欲が急激に減退する。

よってこれを食べきるのにも苦労した。

俺のすぐ後にこのファストフード店に入ってきた、

がっちりした体格の黒人も残していたぐらいだ。

9.4ユーロ。

朝もおなかは減っていなかったが、一応クルーリというゴマ付きパンを2ユーロで購入。

結局3分の1ぐらいはシンタグマ駅前のハトの活力になったのだが。

朝でも暑い。

犬もやってられない。

カフェにて。

ここの店員さんがギリシャで一番美人だった。 と思う。

少なくとも日本では聞いたことないが、ギリシャは美人な人が多かった。

この旅で出会った日本人も共感してくれた。

見猿、聞か猿、言わ猿、ヤラ猿。

怒られるぞ、日光に。

アテネからバスで南下し、ヴァルキザという所へ。

日本と比較してしまうからなのか、

設備は整っているし、周りにお店とかもあるのに、

人が少ないように感じる。

いや、日本が多すぎるのか。

まぁいいや、暑いし。

Ryu
Ryu

ヴァルキザ(Varkiza)の日本語情報はあまりウェブ上でもないですが、

めちゃくちゃオススメです! 自分の中では人生1キレイだったビーチはここでした。

アテネも十分リゾートなのですが、さらにビーチサイドのリゾートという感じで、

ぜひ再訪したいですね。

政府公認ビーチは入場料を取られるが(7ユーロだがなぜか4.5ユーロにしてもらった)設備が整えてあり快適だった。

海は本当にキレイで空と共に青く、砂は真っ白。 そんな中で、頭上を飛行機が飛んでいく。

とても象徴的に記憶に残っている。

日光浴をしながらドストエフスキーの罪と罰下巻を読んだが、おそらくいささか焼きすぎた。

Ryu
Ryu

スタバで休憩し、いざアテネ市内に戻るべく、まずは路線バスで一番近いトラムの駅近辺まで行き、駅を探したが見当たらず、近くのホテルで駅の場所を聞き、ようやく駅を発見。

建物と建物の合間に作られたような駅で、とても見つけづらかったが、これでシンタグマまで戻り、宿に預かってもらっていたカバンを取り、オモニア地区のバスステーションへ。

アテネのリオシオン・ターミナルからいざデルフィへ。

13.6ユーロ。 約2時間半。

それまで中で一息。

外観はこんな感じ。

Ryu
Ryu

目的地にイタリアの地名があり、あらためて今自分がいる地域を実感しました。

22時20分着。

道中暗くてよく分からなかったが、デルフィはどうも山腹にあるらしかった。

やっとみつけたメインストリートの宿で一泊。 25ユーロ。

Ryu
Ryu

泊まった宿はホテル アテナ(hotel athina)

現在も変わらず営業中のようです。ベランダからの山の景色が最高でした。

朝起きてベランダから望んでみた景色。

一目で分かったことはスケールが日本じゃないということ。

全てが広く、遠い。 またユーラシア大陸の一部だという意識が、土地の雄大さに拍車をかけている。

関係ないが、この景色を見ているとき、なぜか木綿のハンカチーフを口ずさんでいた。

それも椎名林檎Ver。

デルフィの街並み。

前日は分からなかったが、なるほどこんな階段の多い街並みだったのか。

そして観光地にもかかわらず、あまり観光客を見かけなかった。

個人的にはこの町は好きだ。

デルフィから遺跡へと行く道に翻るEU諸国の国旗。

今まで行った国でもそうだが、ある国に行くと、その国の国旗を飽きるほど見させられることになる。

文字通り飽きるほどに。

しかし、日本は飽きるほど国旗を街中に掲げてはいない。

これも主張しすぎることを良しとしない、ある種の恥じらいの文化の表れか。

遺跡にて。

ここでも学割が使えた。

かつてはここを世界の中心として、政が行われていたとされる。

いったい地球には『世界の中心とされた場所』がいくつあるんだろう。

ここにはちょこちょこ観光客もおり、久々に日本人団体客もいたので、ガイドの案内をこっそり拝聴。

古代劇場。

遺跡の入り口に子猫。

アテネにもいっぱい子猫がいた。

自虐やなw

日本ならこんなことしない。

デルフィからカランバカという町に行くバスで出会ったギリシャ人のマイケル。

専門学校でダンスを選考しているそうで、日本人も二人ほどいるらしい。

歳も近いこともあり、ガイドブックではあまり紹介されてないギリシャのオススメスポットや、トルコとキプロスのこと、

そんなことを話しながらハリボをつまんでた。

途中の看板で初めて弾痕を見た。

Ryu
Ryu

彼にこの時、「facebookをやっているか?」と聞かれ、

はぁ、そういうmixiの海外バージョンがあるんだな、と知った。彼はfacebookの友人で、

たまに見るとどこかの舞台で元気にコンテンポラリーダンスをやっているようでした。

というわけで、長くなったのでこのあたりにし、次回はギリシャ編その2です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました