どうも、Ryuです!
6月末は連日猛暑日でしたが、7月に入り逆に猛暑日がなく、
肩透かしを食らったみたいです。
さて、そろそろ夏休みシーズンです。
徐々に観光での海外渡航も緩和されつつある昨今ですが、
台湾はまだ観光客の受け入れをしていない場所の1つです。(ビジネス向けはok)
レシート=宝くじ!?
そんな台湾ですが、
実は台湾全土で発行される全てのレシートには宝くじの番号がついている
というのはご存じですか?
えっ、どういうこと? と思われるかもしれませんが、
台湾では1951年より、脱税防止の為にレシートに宝くじの8桁の番号をつけ始めました。
レシートが宝くじになることにより、それまでレシートを発行してこなかった事業者に対し、
一般の人がレシートを要求することになり、結果的に脱税を防ぐ結果となっています。
この発想は素晴らしいですね!
このレシートを統一發票と呼びます。
統一發票には2種類ある!
現在は統一發票には2種類あり、
傳統發票
傳統發票は宝くじの番号だけが載っている通常のレシートで、
電子發票
電子發票は宝くじの番号と、QRコードが載っている、
より短いレシートになります。
QRコードは『發票存摺』というアプリで当選確認!
QRコードは『發票存摺』というアプリで当選を確認することが出来ます。
iOS, Android対応です。
これを使用すると、
真ん中下の對獎器をクリックすると、
QRコードを読み取れる画面になります。
QRコードを読み取り、
恭喜中獎:当たり
沒中:ハズレ
上記のいずれかの結果が出る仕組みです。
また右上の手動何とか というところをクリックすると、
宝くじ番号の下3桁を手動で入力することもできます。
当選発表のタイミングと換金期間
当選発表は奇数月の25日に行われ、
前月、前々月分のレシートが対象となります。
換金期間は上記のレシートを参考に大体3ヶ月くらいが目安ですね。
もし当たったら?
この宝くじは誰でも参加可能ですので、旅行訪れた外国人も受け取り可能です。
レシートの裏に当選金額、名前、電話番号を記入し、
銀行や先ほどのアプリ内で受け取ることができるほか、
5等(1000元)、6等(200元)であれば、コンビニでも受け取り可能です。
ちなみに私は今まで当たったことはありません。。。
2022年3月4月分の当選結果を確認!
宝くじの当選結果を確認したい場合は、
管轄している台湾の財政部のオフィシャルHP(https://invoice.etax.nat.gov.tw/)
で確認するのが一番正確です。下記は2022年3月、4月分の最新当選結果になります。
獎別 | 中獎號碼 |
---|---|
特別獎 | 32220402 同期統一發票收執聯8位數號碼與特別獎號碼相同者獎金1,000萬元 |
特獎 | 99194290 同期統一發票收執聯8位數號碼與特獎號碼相同者獎金200萬元 |
頭獎 | 16525386 28467179 27854976 同期統一發票收執聯8位數號碼與頭獎號碼相同者獎金20萬元 |
二獎 | 同期統一發票收執聯末7 位數號碼與頭獎中獎號碼末7 位相同者各得獎金4萬元 |
三獎 | 同期統一發票收執聯末6 位數號碼與頭獎中獎號碼末6 位相同者各得獎金1萬元 |
四獎 | 同期統一發票收執聯末5 位數號碼與頭獎中獎號碼末5 位相同者各得獎金4千元 |
五獎 | 同期統一發票收執聯末4 位數號碼與頭獎中獎號碼末4 位相同者各得獎金1千元 |
六獎 | 同期統一發票收執聯末3 位數號碼與 頭獎中獎號碼末3 位相同者各得獎金2百元 |
領獎期間自111年06月06日起至111年09月05日止 |
受け取り期間の111年という表記ですが、台湾では民国歴を採用しているので、
民国歴にプラス1911をすると西暦になります。
個人的に思うこの制度のマイナス面
今のところこの制度は良いところばかりのように写っているかもしれませんが、
台湾に旅行した際に、個人的にこの制度が生んだマイナス面も紹介します。
おそらく、この制度は台湾に住む人たちにとっては至極当たり前な話だとは思いますが、
旅行で来た外国人にとっては、まだまだ知られていない制度だと思います。
そんな外国人が例えば買い物をした際に、事業者が意図的にレシートを渡さずに、
自分の懐に溜め込むことも可能かと思います。
あと、私が外国人だと知ってか知らずか、コンビニから出た瞬間に、
「そのレシートをくれ!」と声をかけられたこともありました。
このようなことで治安が悪化するとは思いませんが、
知らない人は急になんだと感じると思います。
まとめ
簡単ですが、以上が台湾のレシート事情になります。
システムとしてはとても画期的で、かつ不平不満の出にくいシステムかなと思います。
何より買い物することが楽しくなります。
台湾を訪れる際はこのことを頭の片隅に入れておくと、より楽しく旅を満喫できるかと思います。
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